2012年8月7日火曜日

流動人口2億3000万人に、平均年齢28歳の「80後」が半数を占める

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レコードチャイナ 配信日時:2012年8月7日 15時54分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=63567&type=0

流動人口2億3000万人に、平均年齢28歳の「80後」が半数を占める―中国

 2012年8月6日、中国国家人口・計画生育委員会は、中国の流動人口の発展報告で、2011年の流動人口が2億3000万人近くまで増加したことを明らかにした。
 中国広播ネットが伝えた。

 流動人口は中国の全人口の17%に相当し、
 流動人口の半数を占めているのが、平均年齢28歳で、80年代に生まれた新世代の出稼ぎ労働者たちだ。

 出稼ぎ労働者は増加傾向にあり、家族での移住が主流となっている。
 出稼ぎ労働者の中心となっている若者の多くは、戸籍こそ農村だが、小さいころから都市に出ているために、農業の知識がなく、仮に都市の就業状況が芳しくなくとも、彼らのほとんどは故郷での農業の道を選択しない。

 当局の報告によると、流動人口のうち30%を超える人たちが移住先に5年以上滞在し、帰省回数は年平均2回に満たないという。
 また、出稼ぎ労働者の婚姻に変化が起きており、旧世代の出稼ぎ労働者では50%以上が23歳までに結婚しているのに対し、新世代の出稼ぎ労働者のうち23歳までに結婚している割合は35%だった。
 一方で、生まれがそれぞれ違う省の男女が結婚する割合は、旧世代が4.08%に対し、1986年以降に生まれた若者では10%を超え、省を跨いでの結婚が増えている。

 さらに、結婚に対する態度にも若者ならではの特徴があり、婚前妊娠は結婚者数全体の42.7%を占め、旧世代の出稼ぎ労働者より16%も多かった。
 そんな彼ら出稼ぎ労働者の労働時間は、週平均が54.6時間で、法定の40時間を大幅に超えているという。


 これはちょっと危険な兆候ではないのか。
 不満がたまると、都市ゲリラ化する可能性はないといえるのだろうか。
 ただ、もしそういうことが起こったとしたら、その原因はこのことにあると遡及することができることは確かである。
 共産党幹部の貴族化と腐敗に対して、17%に及ぶ都市流動人口の対比は危機というのにはふさわしいと思えるのだが。
 


レコードチャイナ 配信日時:2012年8月8日 10時40分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=63577&type=0

出稼ぎ労働者の半数が“新世代”層に、「農村へは帰らない」が多数―中国

 2012年8月6日、中国国家人口計画生育委員会が「中国流動人口発展報告2012」を発表、農村からの出稼ぎ労働力を含む流動人口の動向について最新のデータを公開した。
 中国新聞社の報道。

 2011年、中国全土には2億3000万人の流動人口が存在し、人口の17%を占めている。
 その平均年齢は28歳で、1980年以降に生まれた農村部からの出稼ぎ労働者、いわゆる「新世代農民工」がおよそ半数にのぼっている。

 両親世代と比較すると、「新世代農民工」が都市部で就業する理由は、家計を支えるための一時的なものではなく、個人の人生を見据えた長期的なものが多くなっている。
 もちろん、出稼ぎ労働者の子女として、もともと都市部で生まれ育った層もふくらんできている。
 彼らは農業を知らずに育った世代。農村戸籍を持ったままの彼らにとって、たとえ就業機会が不平等であったとしても、大部分は都市部での就業を望み、農村部へ戻って農業に従事する向きは少ない。

 よって、都市部へ定住化する動きは顕著だ。
 流動人口のうち3割は、都市部での生活がすでに5年以上となっており、現在の職場あるいは業種で平均4年を過ごしている。
 帰省するのは平均年2回に満たない。

 出稼ぎ労働者の若年層(30歳以下)では、都市部へ出ていく年齢も低くなってきている。
 5割が20歳を迎える前に故郷を離れており、よって、平均初婚年齢も上がってきている。
 23歳時点での既婚率は35%。また、既婚者のうち5割は故郷ではなく、出稼ぎ先で伴侶に出会っている。
 彼らの一世代上では、5割以上が23歳まで、かつ出稼ぎ前に結婚し、平均26歳で都市部へ出ている。





【国家の品格=ゼロ】



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