2012年9月1日土曜日
中国の食の安全性問題:利益追求が社会道徳心を上回る
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レコードチャイナ 配信日時:2012年9月1日 0時36分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=64252&type=0
中国の食の安全性問題、原因は「管理と道徳心の欠如」―米誌
2012年8月29日、環球時報(電子版)によると、米アトランティック誌は28日、
「中国で食の安全問題がますます深刻になっている」
と題した記事を掲載した。
影響はスポーツ界にも広がっている。
今年7月、バレーボール女子のワールドグランプリ(GP)決勝ラウンドで中国は米国に敗れ、5位に終わった。
成績不振の原因について、中国代表の兪覚敏(ユー・ジュエミン)監督は
「選手が3週間も肉を食べていなかったせい」
と説明した。
ベジタリアンだからではない。
違法薬物である「痩肉精(塩酸クレンブテロール)」入りの飼料で育ったブタの肉を知らずに食べてドーピング検査で「陽性」になる可能性があるためだ。
この事件からも中国人の食の安全への不安が高まっていることがみてとれる。
20年前は中国食品に問題があると考える人は少なかった。
しかし現在はほとんどの人が中国といえば食品問題を連想する。
その元凶は何だろうか?
インターナショナル・ヘラルド・トリビューン紙は、
中国の市場経済の成長ペースは中国政府の統制を超えており、
ビジネス倫理も確立されていないと指摘。
効果的な監督・管理システムが確立されておらず、
道徳心が欠落した状況の下、自利追求が公共の利益を上回ってしまっている
と伝えている。
11年10月に行われた全国規模のオンライン調査では、回答した中国の成人2万3000人のうち、
「道徳的な基準を守ることが中国社会で成功を収める必須条件の1つだ」
と考えている人は半数にも満たなかった。
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レコードチャイナ 配信日時:2012年9月1日 9時33分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=64258&type=0
食の安全脅かされる中国、ある学校で“集団食中毒の想定訓練”を実施―雲南省昆明市
2012年8月30日、食の安全問題頻発の中国で、ある私立校が“防災訓練”ならぬ“集団食中毒想定訓練”を行った。
チャイナフォトプレスの報道。
訓練を行ったのは雲南省昆明市にある私立学校。
バイリンガル教育を行うちょっぴりハイソな学校だ。
この日の午後、同校にはパトカーや救急車が駆けつけ、ちょっとものものしい雰囲気。
そのうち、「食中毒にかかった」とされる学生が次々と運び出されてきた。
現場の医師は迅速に脈を測ったり点滴の準備をしたり。
「何事が起こったのか?」
と学校周辺には100人以上の野次馬が集まってきたが、実はこれ、集団食中毒を想定した訓練だった。
訓練は、給食後に10数人の学生が嘔吐(おうと)や腹痛を訴えるというもの。
学校側が地区の衛生服務センターに通報すると、衛生局・教育局・食品薬品監督局などが連携して対処に当たる。
訓練は実に2時間にもわたる綿密なもの。
患者役となった学生たちの苦悶の演技が不必要なまでにリアルで、なかなかほほ笑ましかった。
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【国家の品格=ゼロ】
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