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レコードチャイナ 配信日時:2013年2月14日 12時25分
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<大気汚染>公害を嘆きながら自ら空気を汚す中国人の市民意識―中国紙
2013年2月12日、北京晩報は記事
「マスクをして花火、爆竹をするとはどのような市民意識か?」
を掲載した。
旧正月の風物詩といえば花火爆竹。
大みそかが最も華やかだが、花火と爆竹を盛大に打ち鳴らし、年味(正月気分)を盛り上げる風習がある。
ただ問題は大気汚染。
今年は1月以来、北京市で複数回にわたり深刻な大気汚染が観測されたこともあり、市当局がなるべく花火をしないよう呼びかけるという一幕もあった。
だがふたを開けてみれば、例年同様、あちらこちらで花火、爆竹で旧正月を祝う姿が見られ、花火による大気汚染も深刻な数値を記録した。
なぜ中国市民は自ら汚染を減らそうという態度を示せないのか。
マスクをしながら花火をしている人までいたという。
思うに、「旧正月だから」などなど自分を甘やかして汚染を許す口実を探す人が多いことが中国の汚染の理由となっている。
「収穫期だけのことだから」と畑で麦わらを燃やす農民。
「お金がないから」と汚染対策をせずに操業する工場がそれだ。
汚染がひどい、あいつのせいだという恨み言を言うばかり。
ゴミのポイ捨てをしている人はマイカーを乗り回すやつが悪いと言い、
マイカーを乗り回すやつは公用車を使うやつが悪いと言い、
公用車を使うやつはガソリンを売るやつが悪いと言い、
ガソリンを売るやつはガソリンの成分基準を定めたやつが悪いと言い……。
もし本当に我々の環境を良くしたいなら、政府、企業、そして一人一人の市民がその責務を果たし、そして一人一人が市民意識に目覚めることが重要なのだ。
環境よ良くなれ、と座視していてはならない。
また市民意識が強くなれば、自己を律するだけではなく、政府を動かし法律を整備し、企業を変えることにもつながるだろう。
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たしかにそれはそうだ。
だが、お正月に爆竹を鳴らして何がいけない。
お正月が一年中あるわけでもあるまい。
一年にたった一回しかこないのがお正月だ。
その一回のことのはじめに、爆竹をならすぐらい大目にみるべきだろう。
せいぜい、一日二日のことではないか。
お正月に良き日に、伝統の爆竹ぐらいならしたところで、大気汚染がどうなることのものでもあるまい。
庶民の心情も汲んでやるのが当局だろう。
正月の爆竹以外はしれぞれ対策があってもいい。
しかし、お正月の伝統行事まで踏み込んでとやかく言うのは、言う方がおかしい。
【国家の品格=ゼロ】
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