2013年2月21日木曜日

なぜ中国人指導者の伝記を中国人に執筆させないのか



●19日、中国人作家の楊恒均(ヤン・ヘンジュン)氏は、「中国人指導者の伝記はなぜ外国人が書くのか」と題するブログ記事を発表した。写真はトウ小平の伝記。


レコードチャイナ 配信日時:2013年2月20日 22時32分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=69571&type=0

<レコチャ広場>
なぜなの?中国人指導者の伝記を中国人に執筆させない、中国の出版社


 2013年2月19日、中国人作家の楊恒均(ヤン・ヘンジュン)氏は、
 「中国人指導者の伝記はなぜ外国人が書くのか」
と題するブログ記事を発表した。以下はその概要。

 米の中国問題専門家エズラ・ボーゲル氏が、伝記「トウ小平の時代」を出版した。
 これまでいくつかの外国人が書いた中国最高指導者の伝記を読んできたが、よく書けているとは思えなかったし、深いところに触れられているとも感じなかった。
 私は問いたい。
 なぜ中国人の書き手を探さないのか。
 出版社に聞いたところ「中国人に書かせる気は毛頭ない」の一点張りだ。

 私は作家として、中国人として屈辱を感じた。
 中国政府にも伝記の執筆チームはある。
 指導者の子供たちが伝記を書くこともある。
 しかしたいていは自画自賛に終始する。
 中国人が書いたものもあるが、海外で出版されるのみ。
 中国政府は国内での出版を厳しく統制しているため、海外の一部の人々にビジネスのチャンスを与えている。
 香港や台湾の書店では、中国指導者の伝記が目の付くところに積まれているだろう。

 言論と出版の自由は、中国憲法で市民の権利とされている。
 しかし、なぜ今は外国人だけが行使できるのか。
 外国人が書いた伝記も評価に値する。
 だが、中国人の中には少なくとも100人以上、より深いトウ小平の伝記が書けるものが存在すると思う。





【国家の品格=ゼロ】


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