2013年4月20日土曜日

不買運動:世界企業に「チャイナリスク」を改めて認識させる効果

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サーチナニュース 2013/04/20(土) 09:27
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0420&f=national_0420_002.shtml

【中国BBS】わが人民は気骨がない…巷には日本製品が氾濫

  中国大手検索サイト百度の掲示板に
 「日本製品が再び巷(ちまた)に氾濫している。
 わが国の人民は気骨がなさすぎる!」
というスレッドが立てられた。
 スレ主の嘆きに対して、中国人ネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。

  スレ主は、中国製品は日本製品に比べて品質で、「やや劣る」ものの、中国企業を応援すべきだと主張、日本企業による値引きに惑わされずに、日本製品の不買を堅持すべきだと呼びかけた。

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  スレ主の呼びかけに対して、中国人ネットユーザーからは
●.「車の破壊はしないが、日本製品は不買すべきだ」、
●.「理性的な抗議で、日本製品ボイコット」
など、スレ主を支持する意見が多く寄せられた。

  しかし、
●.「日中関係の友好的発展という大局に悪影響を与えてはならない。
日中友好こそが発展の大計だ」
と日中友好を訴えるユーザーもわずかながら存在した。

  スレ主は中国製品の購入を呼び掛けているが、
●.「中国製品には市場競争力がないということだ。
 むしろ、もっと外国製品との競争があったほうが優れたブランドが出てくると思う」
という意見もあった。

  ほかには、
●.「これが中国人の現状。昨日まで抗日を叫びながら、今日は日本製品を使う。
 他人に流され、口だけの人がほとんどだ」
と指摘するユーザーや、
●.「貧しい人は日本製品が買えない。
 だから日本製品の不買運動を呼びかける。
 金持ちを妬んでいるだけだ」
という主張もあった。

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  中国のネット上ではいまだに日本製品の不買を呼びかける声が存在する。
 不買運動や反日デモで見せた野蛮な振る舞いは、
 世界中の企業にとって「チャイナリスク」を改めて認識させる
ものだった。

  事実、不買運動の対象となったことがあるのは日本企業だけではない。
 2008年の北京五輪の際、フランスで行われた聖火リレーで妨害が相次いだことを受け、中国各地でフランス系スーパーマーケットのカルフールが不買運動の対象となった。
 また、同年にサルコジ大統領(当時)がダライ・ラマ14世と会談を行った際にも中国でフランス製品の不買運動が行われた。
 こうした非理性的な行動が自らの評判・評価を落としている
ということにいつになれば気付くのだろうか。





【国家の品格=ゼロ】


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